太平洋側は春や秋のような変わりやすい天気に。日本海側は雨や雪の日が多い。平年より気温が高く、湿った雪に。着雪による災害などに注意が必要。
日本海側は曇りや雨 太平洋側は変わりやすい天気に
13日(月)の成人の日は、日本付近は冬型の気圧配置になりそうです。九州から関東にかけて、晴れる所が多いでしょう。新成人の華やかな門出を祝福するかのような天気になりそうです。一方、北陸や東北と北海道は寒気の影響を受けるでしょう。冷たい雨や雪が降り、路面は滑りやすくなります。晴れ着で慌てることのないように、時間に余裕をもってお出かけ下さい。14日(火)は、本州の南岸を前線や低気圧が通過し、太平洋側を中心に広く曇りや雨で、雪が降る所は少なくなりそうです。気温が低ければ、関東平野部でも雪となる気圧配置ですが、例年よりも寒気の流れ込みが弱く、雪は山沿いに限られそうです。15日(水)から16日(木)は、関東から西では晴れる所が多くなりますが、北陸から北の日本海側を中心に雨や雪の降る所が多いでしょう。17日(金)は、再び本州の南岸を前線や低気圧が通過する見込みです。太平洋側の広い範囲で雨が降ります。なお、関東の気温は寒中らしい寒さに戻る予想です。もしかしたら平野部でも雪まじりの雨が降ることもあります。車のタイヤをまだ冬用に変えていない方は、そろそろ交換しておいた方が安心です。
センター試験当日の天気は?
センター試験初日の18日(土)は、前線や低気圧は日本の東へと離れ、日本付近は次第に冬型の気圧配置になるでしょう。太平洋側は天気が回復し、日中は晴れる所が多くなりそうです。一方、山陰や北陸から北の日本海側を中心に雨や雪の降る所が多くなります。センター試験2日目の19日(日)も、太平洋側では広く晴れる見込みです。ただ、北陸から北の日本側では雨や雪が残ります。交通機関への影響も考えられますので、試験会場へは時間に余裕をもって向かったほうが安心です。なお、試験前日は、ポイントを復習するのみにとどめて、なるべくリラックスするように心がけると良さそうです。夜はきちんと食事をとり、睡眠はしっかりとるようにして下さい。
日本気象協会 本社 福田 浩昭
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